「蛇イチゴ」

まず最初の一枚が西川美和監督の「蛇イチゴ雨上がり決死隊の宮迫が出ているのでもっとお笑いにふった作品と思ったけど結構深い作品です。やっぱりキャラだから面白く作ってあるんですけどね(笑)なんだか色々考えさせられる作品です。
祖父・父・母・娘とごくありふれた普通の家庭、それぞれが色んな悩みを抱えている。祖父は痴呆症。父は会社をリストラされて借金まみれ。母は祖父の介護疲れ。祖父の突然死によって家族崩壊の危機を救ったのは、10年ぶりに顔をみせた兄の宮迫。彼は香典泥棒の最中に自分の祖父のお葬式にはちあわせる・・・。
不思議な突っ込みどころが盛りだくさん(^^;)途中までは兄が本当に危機を救ってくれると思ってた。「頼りになるなぁ、いざって時はやっぱり長男か」この考えは途中で変わるけど(監督の思惑通りに騙された?)本当の所はつみきみほの言うような悪企みがあるのかもしれない、作中では明らかにされてない。蛇イチゴの話しが本当だったのに、途中で姿を消したから・・・。やっぱりあの家族で頼りになるのはつみきみほだな。
お母さんの祖父の見殺し(知らんぷり)も後の絡みがあるのかと思ってたのに、何も無かったぞ?亭主を責めるだけ責めて、他に頼る人が出来るとおんぶ状態。
なんだか色んな意味で、人ごとの様に見ていられない映画だな(^^;)そして他の西川美和作品も楽しみだなぁ、ってそんなに何本も無いんだけど。数が少ないから、オダギリ・ジョーの「ゆれる」しかない。ネタばらしにもならないや(爆)
明日は仕事が無いが色んな用事があって忙しい、職安にも行きたいしね。契約期間が18日までだけど、そこから有休消化の自宅待機状態なのでちょっとやっやっこしい。おまけにその有給が何日あるか解ってない自分がやっやっこしい(汗)・・・。まぁしばらくはテレビと映画の日々だな。