本屋さんでのだらだらした話

お昼前から本屋さんにいたのに、なかなか読みたい本が決まらないし、うまく見つけられない。決めた本を本棚から見つけられないのでは無く、今までに読んだ事の無い作者の「これを読んだら他の作品も読みたくなる」作品が見つけられない。すでにお気に入りの「全部読みたい」気分にさせられた作者はいるが、同じ作者の作品ばかり読むのもなんだし、それに数に限りもある。何度も読み返す前に他の作品も読みたいし。
本屋さんに来ると新刊の棚をひとまわり見て、手前で平積みされている本を見て、棚に刺さっている本を見るが、だんだん来る度に選ぶのに時間がかかる様になってきた。隙間なく詰め込まれた本棚から無作為に抜き取って、表のイラストと裏の解説を読んで元の棚に戻す。広い店内の全ての棚で繰り返すのはどれだけ時間があっても難しい。そして少し前に手に取った本も本棚に埋め込まれてどれか解らなくなってしまう。これだけあると誰の手にも取られず並んだだけの本もあるんだろうな。記憶の隙間にも入り込めない本が、その逆にこれだけの本が頭の中に入ってしまうのも凄い…。
今日買った本は
加納朋子/螺旋階段のアリス
角田光代/さがしもの
江國香織/ウエハースの椅子
小川糸/食堂かたつむり
小川洋子/シュガータイム
引っ越した頃から家具も物も増えていないがらんとした部屋の真ん中で、DVDレコーダーにCDを入れてテレビのスピーカーから流れるBill Evansを聴きながら、冷めたコーヒーで読書中。だってCDプレーヤーもラジカセも無いんだもんなぁ(笑)