スーパーのチラシ

ちょっと昔話の11話、だらだら書いたからオチが無い…(かも)。
つものお店のカウンターで他力君はいつもの席に座っている。お店の扉を開けると目に入るのが古いキャッシャーやオーディオとjazzのレコードがびっしりと詰まった棚の裏側に貼られたモノクロの何かわからないポスター。棚を左から回り込むと右側にカウンターが伸びる、手前が直角に曲がっていて其処があゆむの指定席でカウンターの入口だった。隣のアールの曲がった処が他力君がいつも座っている、あゆむに一番近い席だ。アールが付いているとはいえ角だから狭いだろう?と思って他力君の隣に座ろうと思ってら、左にずれてあゆむの隣を開けてくれた。やっぱり角だ、狭い!しらふの間はいいが酔いがまわると肩肘しか付けない席だ(涙)それに椅子に張られた革が生暖かい…。
カウンターの二人の前に何処の会社概要(?)パンフとスーパーのチラシ?転職するの?チラシは?聞けばどちらも他力君が撮った写真だと、片手に持った大きなカメラを覗きながら「洗剤や日用品の写真を撮らされて…」と愚痴をこぼしている。それからチラシの写真の撮り方を延々とレクチャーされた(^_^;)まんざら嫌な顔でもないぞ(笑)
お店の壁にはたくさんの写真が貼ってあり、その中には幾つか他力君が撮った写真がある。お店のイベントの時の記念写真やライブ中の写真、どちらかと言えばライブの写真の方が好きだ。暗い店内を撮った写真はほとんどの被写体はブレている、他力君に言わせるとブレているのはフラッシュ無しで撮影しているからで、シャッタースピードが遅いから動きがあるとブレるのだと説明した。それでも動きの止まった瞬間を狙ったり、ブレを生かした写真を狙っているのだと付け足した。
ライブの無い日もお店の隅に置かれた見慣れた楽器も、暗いからか粒子の粗い写真の中では天井のライトに照らされて木目はいつもより暖かく見えたし、逆に金属はより冷たく見えた。何故かピアノは白黒写真が多い?これも他力君に言わせると、白は白く、黒は黒く、曲線の少ないアップライトピアノは白黒でシャープに撮りたいとか、影が撮りたいとか言っていた。鍵盤を弾いてはいないが、指の影は鍵盤の上にある写真が目についた。
休みの日に街を写した写真も見せてもらった。どれもおかしなアングルで建物が歪んでいたり、曲がっている。おまけに街角の看板は文字が鏡文字で反対になっている?…。ショーウィンドーや車のボディに映り込んだ写真を撮っていると言ったが、よく解らないが正直な感想だ。いや、変な写真だ…(;^_^A
いけない、オチが付かなくなってきた(笑)
いつものんきな他力君だが何度か写真を撮っていて怖い目にあると言っていた。
プライベートで来たライブハウスにノリで参加した外タレ・ミュージシャンが後で写真を写した他力君に「金を払え(英語)」と詰め寄られたり、映したらいけない現場に遭遇して現像前のフイルムを没収されたり…。ライブハウスなんてアンダーグラウンドな処があるからややっこしい場面が度々あるらしい(書けないけど)まぁ、フイルムを獲られるだけで済んでいるのもネタばらし君と髭のマスターのおかげだと自分で言っていた。す巻きにされて川に流されないないようにねΨ(`∀´#)
あぁ、やっぱりオチが無い…。って言うか他力君ってサラリーマンでしょ?