しれ〜っと書いたが実は・・・な日記

老人ホームに着いたら玄関横の広場には車椅子に乗った老人が輪になって、秋祭りの大人・子供衆が太鼓をたたいて舞を踊っていた。祭囃子に手拍子をする人もいれば、ただぼけ〜っと「介護師さんに運ばれてココに居るだけです」な人もちらほら(^_^;) この人ごみの中、とりあえず(?)おとんを探す、、、居ない。
建物の中に入り部屋に向かう・・・、。あらら?居ない?ベッドに居ないのでなく、フレームしかない空のベッドが部屋にぽつりとあるだけ。あわてて周りを見渡す、フロアーを間違えた?広場に車椅子でお年寄りをピストン輸送している忙しそうな介護師さんを捕まえて聞いてみた。「○○○号室に移りました」また部屋が替わっていた、お盆前に部屋が替わったばかりなのに(何故?)
なぜこんなに部屋が替わるのか?一日の大半を寝て過ごす名前の通りの寝たきりの老人だから、騒いだりして同室の人に迷惑をかける訳でもない。お互い呆け老人どおしなので相部屋の人と相性が悪いとか、そんな頭も回らないのに・・・。まぁ、部屋代が高くならなければいいですけど・・・。
部屋に着くとおとんは眠っていたが、とくに話すこともないが名前を呼んで起こしてみた。「なんや〜?」「寝てたんか?」とおかしな会話(笑)とくに用事もないし、仲のいい親子でもなかったし、間がもたないので窓から広場の様子を見ていたら、おとんは再び寝てしまった。携帯をいじくりながら時間を潰し、介護師さんに仲のいい親子に見えるような時間を過ごし、こそっと部屋を出たのだった・・・。
今度は広場からそれぞれの部屋にへと車椅子による民族大移動が始まっていて介護師さんは汗だくになっていた。ごくろうさま!
今日の読書は『有川浩 / 阪急電車』と『群ようこ / 猫の住所録』を完読です。猫の話が意外に少なくちょっと残念・・・、あれっ?こんなに猫好きだったっけ(笑)