仕事始め

七日間もだらだらと生活していたからもっと疲れると思ったが意外に大丈夫だった。ちょうど仕事が始まるときは窓から日が射し、周りの家の屋根に積もった雪が反射して工場の中は明るく、鉄の塊を削るたびに眩く輝きだすのを見ていると気が引き締まった。
なんてのもお昼まで(^^;)ご飯を食べたら眠くなり、陽が陰ると寒くなってず〜っと鼻水たらしてた。つ・ら・い・よ。
機械が鉄を削るときは摩擦熱を冷ますために、噴水のように水をかけながら作業します。機械の扉が閉まっているので水が人にかかることは無いが、夏は扉が開くと蒸気が立ち上り、冬は濡れているから指先が冷たい。軍手の下にはポリエチレンの手袋をしているので直接濡れないが、痛いくらい冷たい。もっと厚いビニール手袋もあるが、それだと触感が無くなり、視覚だけだと仕事がはかどらない。触りながら物を移動したり、目は別の事をしたり、よそ見したり・・・。さすがに居眠りはできない。
まだまだ寒い日はこれからが本番だ!!
読み始めた本:島本理生/真綿荘の住人たち