三連荘!?

よしもとばなな「もしもし下北沢」を完読っす。そしたらさ、すごい偶然なんだけど、すごいことに気が付いた!!
「ひそやかな花園」と「ナモナキラクエン」が似てるって書いたけど、「ナモナキ・・・」「昼田とハッコウ」「もしもし下北沢」と続けて読んだ三冊とも、父親が亡くなるところから物語がはじまるんだ。
「ナモナキ・・・」では父親が心筋梗塞で突然亡くなり、離婚して今は居ない四人兄弟それぞれの母親に会いに行き、それによって家族(父親)のヒミツを知り、家族がバラバラになるのでは?と思わせといて、より家族の絆が深くなる話で、
「昼田と・・・」ではアロワナ書店のオーナー店長の父親がお餅を喉に詰まらせて亡くなり、残された家族が一致団結してお店を守り、きりもりする話かと思いきや、プチ家族崩壊だし(^^;)昼田の行方不明だった親父が出てきたときは「なんのため出て来たの?」こんなシーンいらないじゃんと思った(怒)いろんな要素がてんこ盛りで、どれも消化不良(呆)
「もしもし・・・」では、バンドマンの父親が無理心中に巻き込まれ亡くなり、娘は父親の死を受け止められずに実家から逃げ出し、母親も逃げ出し娘の部屋に転がり込んでくる・・・。二人とも現実逃避かと思いきや、父の不在を乗り越え前向きに生きていくいいお話。
どれもバラバラだけど、いろんな捕らえ方がある。真ん中以外は、いいお話でほっこりするけど、「昼田…」はよく解からなかった・・・。
三作も偶然揃ったから、無理やり四作目いってみよ〜(笑)そんな都合よく本棚にあるわけが無い・・・。あった!山田詠美「無銭優雅」次ぎはコレに決定!!