まとめ日記

もう9月だ、夜は涼しくて秋の虫の声が聞こえる。
最近の読書:梨木香歩「沼地のある森を抜けて」を完読。面白かったがちょっと難しいところもあり。読むのがつらかったのが前も書いた変な菌目線の小話(?)頑張って読んだが、小話三編飛ばしても差支えがなかったと思う(^^;)
無い方がもっと楽しく読めたと思うけど・・・。何度も読み返した部分が、糠床から生まれた子供を引き取るにあたり、戸籍が必要になってくるが、もちろん出生記録なんてない。そこでのいい訳。201ページから引用

僕だって、そりゃ、いろいろ考えたんだよ。で、こういう設定にしたんだ。『数ヶ月前、知らない男から電話がかかってきた。彼がいうには、事情があっておまえの子供をずっと預かっていた、自分はもう船で国に帰るから、子供を引き取ってくれ。子供は○○港の乗客待合室にいる、会ったらわかる、そっくりだから、といわれた。まるで見に覚えのないことだったけれど、まさか、と思われることもないでもなかったので、半信半疑で慌てて港に向かった。子供は確かにそっくりだった。けれど、自分にではなくて、自分の無二の親友にそっくりだった、しかしその親友は小学生の時に亡くなっているはず。わけが分からなかったが、そこに放っておくわけにもいかず、顔を見ていると懐かしく、情も湧いたので、できたら養子縁組をして、この子を育てたいのだが』…どう?

今読んでる本は、ロビン・スローン「ペナンブラ氏の24時間書店」解説には謎とか、冒険と友情の物語とか・・・。500年の歴史の謎をどう解き明かすのかというと、コンピューターとGoogle!!今時の冒険はちょっと違うなぁ(^^;)ちょっと、とっつきにくいが面白くなってきた。残り半分がんばるぞ!

ペナンブラ氏の24時間書店

ペナンブラ氏の24時間書店